お医者さんの知恵袋
image

■肺炎ワクチン■

高津内科医院
TEL: 045-989-3588
院長  高津竜太郎
 ホームページ

現在、日本人の死因は、がん、心臓病、脳卒中に次いで第4位は肺炎で、その9割以 上が65歳以上の高齢者です。1980年代以降からは抗生物質が効きにくい「肺炎球菌」による肺炎が増加しています。風邪やインフルエンザなどがきっかけに発症する普通の生活をしている人がかかる肺炎の原因は「肺炎球菌」が最も多く40%、その他の細菌が38%、マイコプラズマやその他のウイルスが22%です。「肺炎球菌」はありふれた菌で、健康な人でも口やのどにいますが、慢性疾患の合併症や抵抗力の低下、誤嚥によって菌が肺の奥で増殖して肺炎を引き起こします。治療は、抗生物質の投与、呼吸管理、栄養管理です。しかし予防に勝る方策はありません。近年、「肺炎球菌ワクチン」が実用化され、ワクチン接種による肺炎予防の有効性が確認されています。

スウェーデンで65歳以上の約25万人を対象に行われた大規模試験では、「肺炎球菌ワクチン」を接種した人は未接種の人に比較して重症化や死亡した人が半数以下に減少しました。

接種後、ワクチンの効果5〜8年持続するとされ、インフルエンザワクチンと両方を接種することの相乗効果も確認されています。

LINE
お医者さんの知恵袋 目次に戻る