お医者さんの知恵袋
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■アトピー性皮膚炎と目の病気■

三瓶眼科
TEL: 045-984-2980
院長  三瓶 重人
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アトピー性皮膚炎は様々なものに刺激を受けることで皮膚が荒れて炎症を起こし痒みをともう病気で、比較的よくみられる皮膚病といえるでしょう。このアトピー性皮膚炎(アトピー体質)が要因となって色々な目の病気を引き起こすことがわかっています。主なものとしては以下の病気が挙げられます。

『白内障』 白内障は普通多くは高齢者の方に見られますが、アトピー性皮膚炎の患者さんには起こりやすい傾向があります。顔面の湿疹が重症なほど白内障を併発しやすく、20〜30歳代の若年層でも進行すると視力障害が起こります。また、直接的にアトピー体質のためだけではなく治療に使われるステロイド薬もその副作用により白内障を引き起こすリスクファクターになります。

『網膜剥離』 眼球の内側の光を感じる網膜が眼球壁から剥がれてくる病気です。放置すると重篤な視力障害が生じます。まぶたの皮膚をかきむしるなど、外からの眼球への刺激も一因と考えられています。

『円錐角膜』 角膜の中央部が円錐状に突出してくる病気です。多くは思春期に発病し、進行すると視力障害が生じます。

このようにアトピー性体質と関連する目の病気があることを心にとめて、子供のころからアトピー性皮膚炎にかかり慢性化している人は、定期的に目の検査もうけることが理想的です。
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