お医者さんの知恵袋
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■咳■

みよしクリニック
TEL: 045-929-3440
院長  三好 映子
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咳が出てつらい思いをしたことのある方は少なくないと思います。しかし咳と一言でいっても原因は様々であり、それぞれに適した治療があります。

咳は大きく・湿性咳嗽と・乾性咳嗽の2種類に分類されます。湿性咳嗽は、粘性の強い、時に色のついた痰が出るタイプの咳です。風邪や肺炎などの感染症の他、鼻の病気(副鼻腔気管支症候群、後鼻漏)や気管支拡張症、肺癌、心不全などでも湿性咳嗽が認められます。乾性咳嗽は、痰が出ないか、出たとしても透明なものが少量だけ、というタイプの咳です。気管支喘息、咳喘息、アトピー咳嗽、咽頭アレルギー、間質性肺炎、肺癌(肺癌のタイプや、出来る場所によって湿性咳嗽のこともあり、乾性咳嗽のこともあります)などの他、胃食道逆流症や、高血圧治療薬、心因性のものなど様々な原因が考えられます。

このところ話題になっている百日咳は百日咳菌という細菌の感染症ですが、ひどい乾性咳嗽が特徴的な病気です。また、風邪のあと、乾性咳嗽だけが長びく感染後(感冒後)咳嗽という病気もあります。さらに、乾性咳嗽の原因となる病気に感染症が重複して湿性咳嗽となっていることもあり、治療にあたっては、咳の性状と持続期間を注意深く観察し、それぞれの原因に対して適切な治療が選択される必要があります。

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