お医者さんの知恵袋
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■眼科における黄色い?病気■

中山北口眼科
TEL: 045-930-3090
院長 阿部 聡
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眼科の病気としては、白内障や緑内障など、色の名前のついた疾患が知られています。その中で、加齢黄斑変性症という病気が、最近クローズアップされています。

黄斑とは網膜の中心に位置し、網膜の中でも特に視機能にすぐれ、人が物を見る時には、この部分に物が映るように目を動かして見ます。そのため、この部分に障害が生じると、わずかな範囲の障害でも見たいところが見えなくなり、視力がぐっと落ちてしまいます。また、変視症といって、物がゆがんで見える症状も出てきます。

障害が生じる部位が網膜の中心であるため、完全な失明(光も見えなくなる)にはなりませんが、見たいところが見えないという社会的な失明につながります。特に年をとってからの視力障害は、精神的にも影響が大きいです。

加齢黄斑変性症には、黄斑の組織が老化現象により萎縮していく萎縮型と、黄斑部付近に発生した新生血管が原因の滲出型があります。萎縮型は効果的な治療がありません。滲出型には、最近、光線力学療法という新しい治療が始まりました。これは入院して特殊な薬液を体内に注射し、新生血管にレーザーをあてて薬液の化学反応を起こし、新生血管を閉塞するという治療です。

この病気は、治すのが難しい病気ですが、早期発見が大事ですので、見え方がおかしいと思ったら、眼底検査を受けるようにしましょう。

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