お医者さんの知恵袋
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■耳鳴(みみなり)のお話■

菊地耳鼻咽喉科医院
TEL: 045-981-0282
院長 菊地 仁
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耳鳴を一度も経験していない人は、おそらくいないでしょう。周りが静かなときにシーンと耳の中で鳴ったりする経験はありませんか?健康成人でも、40歳代から50歳代と年齢が進むと、約10%の人が耳鳴を自覚すると言われています。しかし医療機関を訪れる人は、ある程度の大きさの耳鳴であったり、持続的に鳴っているものが大部分です。耳鳴の種類には患者本人にしか分からないもの(自覚的耳鳴)と、他の人も共有できるもの(他覚的耳鳴)があり、ほとんどが自覚的耳鳴です。

なぜ、耳鳴が起こるかについては、特定の原因(中耳炎、脳腫瘍、高血圧など)が分かっている場合もありますが、原因不明のものも多いです。また、聞こえの悪い人(難聴者)は、耳鳴の合併率が高い(約60%)と言われていて、逆に耳鳴のある人の80〜90%に難聴が見られます。耳鳴を自覚している人に、医療機関で「聞こえの検査」をするのはこの為です。

治療は原因不明なものも多いことから、特効薬がないのが現状ですが、一般的には聴神経、内耳の障害によるものとして循環改善剤やビタミン剤で治療されるケースがほとんどです。また、不眠や疲労などストレスで耳鳴が悪化するため、精神安定剤も併用されることがあります。これらの薬物療法以外に手術、マスカー療法、TRT(療法)などがあります。詳しくは専門医にご相談してみて下さい。

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