お医者さんの知恵袋
image

■もっと牛乳でしょ!■

野村医院
TEL: 045-981-2568
院長 山本 るり子
 ホームページ

今年の夏だったか、北海道の酪農地帯で搾り立ての牛乳が捨てられるという珍事件が起こった。昨今のダイエットブームでなんでも「牛乳は太る」といった認識を持たれ、若い人はもちろん、中高年も飲まなくなり、余ってしまっているらしい。よく野菜が収穫しすぎて価格が下がるために処分するということは今までにもあったが、先進諸国の中でもカルシウム摂取がさして多いとも思えない日本ではまさに珍事と言える。

高血圧には減塩の必要性がよく謳われているが、実はカルシウム摂取で血圧の上昇を抑えられる事や、動脈硬化が予防できることはあまり知られていない。牛乳は学校給食の影響なのか、骨を強くする面だけが強調され、成長期の子供の飲み物のように思われているふしがあるが、高血圧や動脈硬化に悩む中高年こそ、もっとすすんで飲んでもらいたい。

牛乳一本のカロリーは約百二十キロカロリーでビール一缶より少なく、ケーキの三分の一。その成分には蛋白質、ミネラルやビタミン類が多く含まれ栄養価が高く、他の食品より吸収率も高い。たった一本でカルシウム一日必要摂取量の三分の一が、取れてしまう優れものである。特にダイエット中で、とかく栄養のバランスが崩れがちな場合には、皮肉にも最適なのである。皆さん、ご一考あれ!

LINE
お医者さんの知恵袋 目次に戻る