お医者さんの知恵袋
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■ばね指とは何ですか?■

柴田整形外科
TEL: 045-935-3880
院長 柴田 宏明
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手の指は滑らかに曲げ伸ばしできるのが普通ですが、カクンカクンと引っかかったり、途中から曲げられなくなったり、無理に曲げると元に戻すのが困難になる状態を「ばね指」と呼んでいます。正式病名は「狭窄性腱鞘炎」です。

原因は、指の骨についている腱や掌と指の間付近にあるトンネルのような部分の腱鞘が炎症を起こして腫れていると、指を曲げる時に、腱が腱鞘をスムーズに通過できなくなるため、と考えられています。ほとんどの患者さんが掌と指の間あたりにしこりのような腫れがあり、そこを押すと痛がります。40代以降の女性に多く、家事や仕事での使いすぎや老化が原因と言われています。患者さんには「刀を鞘から抜くときに鞘が狭くなったり、刀が錆びてスムーズに抜き差しできなくなるようなものです」と説明しています。

朝だけ跳ね返りが強く、多少カクカクする方には低出力レーザーを腱鞘の上に照射すると症状が軽くなるようです。ただし何回も通院しなければ効果が現れませんので、時間のない方やもう少し症状が進行した方は炎症を和らげるためにステロイド剤と局所麻酔剤の注射を腱鞘の中に注入することもあります。さらに症状が進行して指の曲げ伸ばしができなくなったときには、手術的に肥厚した腱鞘を切開します。外来で可能なのであまり進行しないうちに、怖がらずに整形外科に相談してください。
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