お医者さんの知恵袋
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■狭心症について■

長津田厚生総合病院
TEL: 045-981-1201
内科医師 戸田 憲孝
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狭心症とは、心臓に栄養を供給する冠動脈が動脈硬化により狭くなり、労作、食事、喫煙、ストレスで心筋が酸素不足となり症状が出現する病気です。

典型的な狭心症状は、胸の不快感や押されるような症状で、顎、肩、背中、腕へ放散することもあります。運動や精神的なストレスにより症状は引き起こされ、安静やニトログリセリンの舌下にて改善します。息切れ、冷や汗、吐き気、動悸などを感じることもあります。

狭心症の治療法は、薬物療法、心臓カテーテルによる治療、手術療法としての心臓バイパス術があります。心臓カテーテルによる治療法は、1980年代の狭い冠動脈を風船にてひろげる血管形成術(POBA)に続いて、1990年代にはステントという金属を留置する方法、そして、2001年には薬剤が溶出するステントが海外に登場し、2004年には我が国でも使用されるようになりました。薬剤溶出性ステントは、治療数ヶ月後に冠動脈が再度狭窄する問題を解決し、以前は外科的手術のみが治療法と考えられていた病変にもカテーテル治療が可能となりました。

狭心症の発症には高脂血症、高血圧、糖尿病などの生活習慣病と喫煙が深く関わっています。未治療で放置していると狭心症を引き起こす確率が増加します。偏った食事、運動不足、ストレス、喫煙、飲酒などの生活習慣を見直し狭心症などの動脈硬化に伴う病気の予防をしましょう。

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