お医者さんの知恵袋
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■高齢女性の婦人科疾患について■

さいとうクリニック
TEL: 045-932-6555
院長 斎藤 洋子
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女性は思春期、性成熟期を経て閉経に至ります。閉経以後約30年間(人生の1/3の年月)を女性ホルモン分泌停止の状態で過ごすことになります。

女性の老化は女性ホルモンのエストロゲン分泌停止に密接に関与しており、様々な症状、疾患が出現してきます。

  • 性器出血(萎縮性膣炎etc.)
  • 外陰部の異常(かゆみ、痛み、乾き)
  • 子宮・膣の性器下垂、脱出
  • 尿路症状(尿失禁、頻尿)
  • 下腹部痛・腰痛(腫瘍、骨粗しょう症etc.)・・・・・・

最近経験した症例をご紹介しましょう。
70歳代の方で、性器出血を主訴に来院されました。肥満で歩行困難あり、尿失禁を心配してオムツを日常的に着用していました。診察したところ、外陰部が癒着(外陰部癒着症)しており、わずかな開口部より尿が出ていたようです。癒着部位がただれて出血していました。寝たきりの方ですと、介護者が気付きますが、この方は自立しており、入浴介助を受けていましたが、本人も介助者も気が付かなかったようです。癒着が高度なため入院し、手術を受けました。早期にわかれば簡単な処置で治癒していた症例です。このような思いがけない病気もあります。

高齢者の方も婦人科の病気がありますから、早期発見する為に、婦人科がん検診を定期的に受けて下さい。

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