お医者さんの知恵袋
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■おしっこに血が混じる ―血尿について―■

あまかす医院
TEL: 045-931-2404
院長 甘粕 誠
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血尿には大きく2つに分けて(1)目で見て気づく(肉眼的)血尿と(2)検査をして初めてわかる(顕微鏡的)血尿とがあります。この(1)と(2)の境界は、1リットルの尿に混じる血液の量で3mlより多いかどうかとされています。激しい運動をした後に血尿がでるとよく言われていますが、これは筋肉が損傷してミオグロビンという色素が混じるもので全く別のものです。

さて血尿を違う視点から見ると(1)他に症状の無いもの(無症状性)と(2)痛みなど症状を伴うものに分類されます。後者の場合は、患者さんもつらい症状を早く何とかしたいためにすぐに医療機関を受診するケースが多く、また原因となる疾患も膀胱炎や結石といった良性の病気がほとんどで経過は良好です。問題となるのは症状のない前者の場合で、血尿が一時的に止まると自分で治ったと判断して放置しがちです。ところが、こうした中には泌尿器科の疾患でいうと腎や尿管、膀胱、前立腺などの悪性腫瘍すなわち癌が含まれている確立が高いのです。先に述べたようにかなり赤いおしっこだと感じてもこの全てが血液という訳ではないので、夜間や休日にパニックになって救急に飛び込むには及びませんが、(最近流行のテレビ番組のように)放っておくと大変なことになるかもしれない訳ですから、早めに泌尿器科を受診されることをお勧めします。

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