お医者さんの知恵袋
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■皮膚の常識■

加茂皮フ科クリニック
TEL: 045-933-1612
院長  加茂紘一郎
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あなたは間違っていませんか?次の13の文章に○×で答えて下さい。

  1. 健康な皮膚を保つには、汚れやあかをためないよう、毎日ナイロンタオルやあかすりでよくこすって洗うのがよい。
  2. 紫外線は体に良いので、いつも日焼けした小麦色の肌を作るようにする。
  3. 湿疹などしめっぽくてかゆい皮膚病には、バイ菌や汚れがつきやすいので、石鹸を使ってしっかりと洗う。
解答:いずれも間違いで、3問とも×です。

解説:1.皮膚を連日こすり続けると、皮膚の表面を保護している角質層を傷つけてしまい、保湿力を失ってカサカサした皮膚になったり、色素沈着をおこして黒ずんでしまいます。
2.ひやけには2通りあって、赤くなるsunburn(SB)と黒くなるsuntan(ST)に分かれます。SBをおこす短波長紫外線(UVB)は、ひやけ後点々としたしみや皮膚癌の原因となり、STをおこす長波長紫外線(UVA)は皮膚結合組織を傷めて、しわや肌荒れを作り、老化を早めることになります。日本人は日常浴びている紫外線量で不足するということはありませんので、くりかえしひやけを作ることは避けなくてはいけません。
3.湿疹のできている皮膚はそれ自体傷んでいますので、石鹸や化粧品をつけることでさらに悪化します。汚れはシャワーで流すだけで良く、決して石鹸でゴシゴシ洗ってはいけません。特に乳幼児の湿疹で気をつけましょう。石鹸をしっかり使って良いのは、ニキビと乾燥型の水虫だけと思って下さい。

他にもまだまだ誤った常識がありますが、またの機会に・・・。

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