お医者さんの知恵袋
image ■痴呆との付き合い方―1■

介護老人保険施設ライフプラザ新緑
TEL: 045-924-2200
施設長  金子 浩
 横浜新緑総合病院ホームページ

家族が痴呆と診断されたら
突然自分の親が、あるいは配偶者が痴呆と言われたらどうしますか?我が国では高齢化が進み、珍しい事ではなくなっています。

痴呆とは
痴呆とは脳の神経細胞が病的に障害され、記憶・判断・試行などの知的活動が侵される病気です。『中核症状』として健忘、失見当(場所・日時・顔)、性格変化、自発性・意欲低下、判断力低下などがあり、『周辺症状』としてはせん妄、妄想、幻覚、被害妄想、不安、抑うつ、興奮、抑制欠如、多動、焦燥、不眠、昼夜逆転、作話、独語、依存、拒否、拒食、拒薬、過食、異食、不潔行為、徘徊、迷子、暴力、大声、性的問題行動などがあり、症状は多岐にわたっています。

痴呆介護の第一歩
痴呆と向き合うためには専門医にしっかり診断してもらい、病院や保健所などで相談することです。何らかの方法がみつかるはずです。介護をしていくにあたってはまず、痴呆というものを理解しましょう。

  1. 痴呆になると近年の記憶が抜け落ちて思考がつながらず、どうしたら良いか分からなくて不安な状況に陥ります。判断力も低下し、妄想、興奮、徘徊、大声などの症状として現れてきます。
  2. プライドは高く、感情面はむしろ敏感です。怒られたりするとその内容は覚えていなくても、怒られたという嫌な感情だけは残ります。
  3. 問題行動の多くは、今の不快な状況を自分なりに何とかしようとした結果であり、悪意の表れではないのです。 
以下次号
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