お医者さんの知恵袋
image ■生活習慣病について■

やまがみ内科医院
TEL: 045-988-2205
院長 山上 純
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従来より成人病といわれてきた高血圧、高脂血症、肥満、糖尿病などを1996年に旧厚生省が生活習慣病と呼称することを提唱しました。これはこれらの病気や病態が生活習慣と密接に関係していることに起因します。血圧は日々のストレスや食事の塩分、アルコールの摂取量に比例して高くなります。高コレステロール、高中性脂肪血症も卵や動物性の油や糖分の取り過ぎにより発症します。もちろん、肥満や糖尿病は食べ過ぎ、飲みすぎが原因であることは言うまでもありません。一方、運動量の低下が更に病態を悪化させます。慢性的な運動不足によりエネルギー消費が減り、余剰のエネルギーが脂肪として体に蓄積します。一方、運動不足により筋肉が退化して体の筋肉量が減少し、基礎代謝の低下を招きます。この結果、余剰の脂質が全身の血管に沈着し、血圧の上昇と相乗して動脈硬化を起こすのです。この動脈硬化が、心臓では狭心症や心筋梗塞、脳では脳卒中を引き起こします。これらの血管障害がわが国の死亡原因の第2、3位を占めています(全体の30%)。
動脈硬化を予防するためには、食生活の改善(食塩10g/日以下、摂取カロリーは、標準的な人では標準体重kg×30Kcalが目安)、適度の運動、禁煙、日常生活でのストレスを避けることが大切です。標準体重(身長・×22)kgを維持し、運動は一万歩を100〜130歩/分のスピードで行ってください。お酒の量は1日のビール1本、日本酒は1合、焼酎は90mlまでとしてください。動脈硬化の予防が最善の治療法です。
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