お医者さんの知恵袋
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掌蹠膿胞症(しょうせきのうほうしょう)について

苅谷皮膚科医院 
TEL:045-933-6655
苅谷英郎先生
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 本症は病名が示す通り、手のひら(掌)と脚の裏(蹠)に小さな膿胞が多発してくる病気です。 膿胞は一般的には細菌感染やウイルス、カビなどの感染により小さな膿が溜まってできますが、本症の膿胞はこれらとは異なり、無菌性膿胞といって細菌などの関与はありません。したがって、この膿に触れても感染して化膿することはありません。病巣感染といって、慢性扁桃炎や蓄膿症が症状の悪化に関係していることもあるようなので、これらの疾患のきちっとした管理が大切です。歯科金属のアレルギーも関係することがあります。

 金属パッチテストなどで陽性を示す歯科金属を除去すると症状が改善するといわれています。ビタミンH(ビオチン)の大量内服が効果的と主張する人もいます。また、中・長波長紫外線も有効な手段です。

 しかし確実な治療法はステロイド軟膏の外用が主体です。よほど頑症のときは一時的に内服も併用します。

 掌蹠外皮診といって膝頭、肘などがカサカサすることもあります。胸肋鎖関節骨化症(胸骨、鎖骨、肋骨の合わさる部位が腫れること)が合併することもあります。

 水虫と間違われることもありますので、皮膚科専門医にご相談ください。

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