お医者さんの知恵袋
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起立性調節障害‐こんなときどうしたら?

(医)鴨居病院
TEL:045-933-1911
小児科 吉野谷友香先生
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  最近、年長のお子さんからのご相談で『お腹が痛い』『頭が痛い』『長く立っているとクラクラする』『朝起きられない』『ひどく疲れやすい』などの内容をよく相談されます。周囲はお子さんの状況が理解しがたい時もあり、その事が本人の身体症状を更に悪化させている場合もあります。 こういった症状の診断の一つとして起立性調節障害があります。

  起立性調節障害は、自律神経のアンバランスにより、立ちくらみなど起立失調症状(起立が苦痛になる症状)が引き起こされる疾患です。起立失調症状は中学生の約1/3位にあり、重くなると「朝起きられない」「ひどく疲れる」「度々の失神」で生活に支障をきたします。

  対策としては①規則正しい生活リズム ②長時間立つ時は足踏みなどを行い直立不動は避ける ③ゆっくり立ち上がるようにする ④水分、塩分を積極的に摂ることを勧めます。

 心理的サポートも大事な点です。周囲からのお子さんの状況への理解、お子さん本人の不安やイライラの緩和を、得られるように支援します。 これで解決がつかない時は、抑うつや睡眠障害等と見分けて薬物治療(メトリジン、リズミックなど)も行っていきます。 起立性調節障害のコントロール〜改善を目指して、日々の対策をしっかり行い、長い目で見守って下さい。

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