お医者さんの知恵袋
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甲状腺

西本クリニック緑
TEL:045-922-2500
西本 研一先生
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 3・11の原発事故でよく耳にする“甲状腺”。体の表面から自分で触れるのをご存知でしょうか?
甲状腺がある部位はご存知でも、自分で触った人は少ないのではないでしょうか。前頚部(のど仏のある)の気管に張り付いています。ちょうど、タラコみたいな格好と硬さです。位置は、上極がのど仏(甲状軟骨)の下が目印です。男性と女性では、女性のほうが触知しやすいです。男性の場合、甲状腺の下部は胸骨の後ろに入りこんでいる方が多いです。

 甲状腺は、身体の代謝をコントロールする大事な内分泌器官です。ここで作られる甲状腺ホルモンは全身のコントロールをつかさどっています。

 ホルモンが多いと“バセドー氏病(甲状腺機能亢進症)”。少ないと“橋本病(甲状腺機能低下症)”。前者は、食欲が旺盛になるのに、身体はやせてきます。汗をかきやすくなり、脈拍が速くなり、少しのことで動悸がします。異常に興奮しやすく、イライラします。月経異常をきたします。後者は反対に、なんとなく食欲がなく、身体がむくんできます。なんとなくやる気がなくなります。

 腫瘍も悪性・良性ともにいろいろありますが、悪性でも概して進行の遅い組織形が多いのが特徴です。

 身体がだるいとか、体重が急激に減少した、のど元に違和感を感じる等の異常が見られたら、甲状腺機能検査を受けるのをおすすめします。

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