お医者さんの知恵袋
image ■頭痛の種■

(医)研医会 かもい内科胃腸科
TEL: 045-932-4790
院長 内藤 守
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「頭痛もち」、「あたまイタ」など頭が痛む人は、昔からいろいろな呼び方をされています。そもそも「頭痛」というものは様々な原因があり、症状も様々で、表現の差や個人差もあって複雑なものなのです。

大きく分類してみると、生命に危険を及ぼす頭痛として「クモ膜下出血」や「脳腫瘍」などがあります。生命に危険を及ぼすことはまずありませんが、合併症や後遺症を残すものとして、「緑内障」や「中耳炎」などがあります。緑内障は失明して日常生活を送る上で、重篤なハンディキャップを残すこともあります。

このような症候性頭痛(原因疾患の一部の症状として起こる頭痛)の他に、繰り返し何度でも発症する「慢性頭痛」があります。慢性頭痛には、「偏頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」があり、どれも非常に辛い痛みをおこすものです。偏頭痛は「血管性の頭痛」ともいわれ、ズキンズキンやドクンドクンという脈拍を頭痛として感じるのが特徴で、体動時に痛みが増強し、光過敏や音過敏という特徴的な症状もあります。一般的には3日間程度寝込めば改善しますが、その間は何もする気になれず、吐き気によって飲食できず、能率が非常に低下するので、欧米の企業などでは「頭痛休暇」があるくらいです。

緊張型頭痛は、肩やくびの筋肉が緊張するいわゆる「肩こり」が主な原因となる頭痛で、同じ姿勢や労働が要因となります。また、「混合型」といって両者の混在するものがあり、判別も難しくなっています。

群発頭痛は、「目の奥をえぐられるような痛み」を訴え、数週間反復持続します。最近、慢性頭痛が注目されるようになり、消炎鎮痛剤の乱用を避けるために偏頭痛に対して安全性の高い3品目の特効薬が注射・点鼻・経口と剤系を分けて用途・相性に応じて利用できるように開発されました。頭痛を頭痛の種にしないでお近くの医院で相談してみてはいかがですか。

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