お医者さんの知恵袋
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みみよりなお話「耳の掃除の仕方について」

大氣耳鼻咽喉科
TEL: 045-932-8741
大氣 誠道
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 今回は耳の掃除についてお話しをします。耳垢は、大きく2つのタイプに分けられます。乾性耳垢と湿性耳垢(いわゆるあめみみ)です。日本人を含む東洋人には、乾性耳垢が多く、日本人では84%が乾性耳垢です。一方欧米人の約8割は湿性耳垢です。前にもお話ししたとおり、外耳道には自浄作用があり、乾性耳垢の方は基本的には自然に耳の外に排出されるようになっています。また耳垢には外耳道を守る大切な役割があるため、あえて耳垢をとる必要はありません。ただ耳垢腺の分泌の盛んな人や自然に排出されにくい湿性耳垢の方は、定期的に耳の掃除をする必要があります。ただその頻度は、2週間から1ヶ月に1回程度で良いでしょう。掃除をする道具ですが、竹や木製、金属製の耳かき棒や市販の太めの綿棒は外耳道を傷つける原因となるので使用してはいけません。市販の赤ちゃん用の細い綿棒を使用してください。耳かきをするタイミングですが、お風呂あがりの耳垢が程よく柔らかくなっているときが良いでしょう。

 その他注意点としては、耳かきをする時は、周りに小さい子供やペットがいないのを確認してしましょう。突然ぶつかってきたりして鼓膜を損傷する方が年に数人いらっしゃいます。基本的に耳の掃除は耳の穴の入り口からせいぜい1cmくらいまでを、優しく綿棒でなでるように拭き取る感じで十分です。0歳児など耳の穴の小さい子供の耳垢や、奥にある耳垢は、決して無理しないで耳鼻科咽喉科を受診して取ってもらいましょう。

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