お医者さんの知恵袋
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■アルツハイマー病・早期治療の重要性■

高津内科医院
TEL: 045-989-3588
院長 高津 竜太郎
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 誰でも年齢を重ねれば物忘れが増えてきます。では、健忘症と認知症の違いは何でしょうか。 自然な老化現象である健忘症は、すべての人に起こり、体験したことの一部を忘れてしまいますが、 何を忘れたかは覚えています。一方、認知症は脳に萎縮や障害が起きて、脳の記憶する機能が 失われていくことで現れる症状です。体験したことを忘れ、忘れたこと自体も忘れてしまいます。 この症状は、時間とともに進行していきます。認知症の症状はさまざまな病気が原因で現れますが、 認知症のなかで最も多いのが約60%を占めるアルツハイマー病を代表とする変性性認知症です。

 アルツハイマー病は、脳の中にアミロイドβという特殊なたんぱく質が蓄積して老人斑というシミができ、 神経細胞が減少して脳萎縮が進行します。今のところアルツハイマー病を根本的に治療する方法は ありません。しかし薬物療法を中心とした治療の組み合わせによって、進行を遅らせることは可能です。

 また、幻覚、妄想、不安感等の周辺症状を軽減させることが出来ます。早期発見できた場合は、薬物 療法の効果に期待できます。認知症の初期の状態を長時間維持できれば、それだけ普通の生活が 送れる時間が長くなり、家族の介護の負担も少なくなります。物忘れが気になったら早めの受診をお勧めします。

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