お医者さんの知恵袋
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■ぶどう膜炎について■

三瓶眼科
TEL: 045-984-2980
三瓶重人
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 目を構成している組織には「膜」がつくものが色々あります。そのうち、角膜、網膜、結膜などは比較的よく耳にすると思いますが、これらの他にぶどう膜というものがあります。ぶどう膜は目の中の茶目の部分にあたる虹彩(こうさい)、ピントあわせをする毛様体(もうようたい)、豊富な血管で目に栄養を与える脈絡膜(みゃくらくまく)の3つを合わせた総称です。眼球の球形をかたち作る膜の一つで、外からは強膜(白目の部分)に隠れて見えませんが、その色調や形状が果実のぶどうに似ているためこの呼び名になっています。ここに炎症が起こるものがぶどう膜炎です。主な自覚症状には目のかすみや視力低下、目の痛み、白目の充血などがあります。

 ぶどう膜炎の原因には様々なものが挙げられます。感染症(ウィルスや病原菌の他、ペットなどから感染するトキソプラズマ等)、免疫異常に伴うもの(リウマチやサルコイドーシス、原田病など)、他に糖尿病などの合併症として起こるもの、外傷や手術の後で生じるものもあります。また、原因が確定しない症例も多々あります。ぶどう膜炎の治療には炎症を抑えるためのステロイド薬の他、ケースに応じて色々な薬が使われます。 一般的には馴染みのうすい名称のぶどう膜炎ですが、全身疾患とのかかわりも多く、知っておきたい目の病気の1つです。

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