お医者さんの知恵袋
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■熱中症と脱水症■

竹山病院
TEL: 045-932-1668
院長 大矢 美佐
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 近年、熱中症が発症しやすい気候状況が続いています。熱中症は高温多湿等が原因となって起こる症状の総称です。高温障害によるもので、外での運動や労作業でのみ起きるだけでなく、条件が揃えば日常生活の中でも起きる病態です。症状として、めまい、失神、頭痛、吐き気、体温上昇、異常発汗などです。熱中症の種類としては熱失神、熱痙攣、熱疲労、熱射病などがあります。いずれも、症状や原因のメカニズムは若干異なるも、主原因は水分、ミネラル、塩分が体内から不足し、高温多湿の条件下があると健康な人でも容易に発症してしまいます。では、脱水症は何かと言うと、原因として、単なる飲水不足、発熱や下痢、嘔吐による急激なもの、食欲低下で徐々に脱水症となる慢性的なものや利尿剤や下痢と言った、薬によるものもあります。それらの原因により水分及び体液中の電解質(Na、K、Cl)等に異常をきたした状態です。高齢者に多いのが、夜中のトイレの回数が増えることを気にして、水分制限をして脱水になることもあります。また、冬に高齢者などが、電気毛布や暖房などの使用で、脱水を起こし、血管障害や意識障害などの病態を起こすことがあります。ご高齢の方は口渇感を訴えにくく脱水になっている事に気づかないことがあるので、夏の熱中症だけでなく、冬場も十分気をつけましょう。

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