お医者さんの知恵袋
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■こどもの中耳炎■

菊地耳鼻咽喉科医院
TEL: 045-981-0282
院長 菊地 仁
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こどもが掛かりやすい中耳炎2つについて、説明いたします。

①急性中耳炎(きゅうせいちゅうじえん)
鼓膜の内側にある「中耳」と呼ばれる部分に炎症が起きる病気で、10歳以下(特に5歳以下)のこどもに掛かりやすいです。これは鼻の突き当たりに中耳と連絡する「耳管」という空気の通り道があり、こどもはこの耳管が大人に比べて太く、短く、角度も水平に近いため、のどや鼻から細菌が中耳に運ばれ、炎症を起こしやすいのです。症状は、耳で強い痛みを感じ、発熱を伴うこともあります。また、「耳だれ」が出てくることもあります。治療は、抗生物質による薬物治療が主体で、鼻水やのどの炎症があれば、一緒に治療します。中耳内の膿を抜く目的で、鼓膜に専用メスにて小さい孔を開けて(=鼓膜切開)膿を吸引します。炎症が治りきる前に治療を中断すると、滲出性中耳炎に移行することがあります。

②滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)
鼓膜の内側に水(滲出液)が溜まり、音の聞こえが悪くなります。ふつう、痛みはありません。こどもの場合、鼻水が耳管を通って直接中耳に溜まってしまうことが多いです。さらに、耳管の出入り口を「アデノイド」が圧迫することでも起こります。聞こえが戻ったと感じても、完治しているか?専門医の診断を受けるよう、お勧めします。

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