お医者さんの知恵袋
image ■スポーツ外傷の応急処置■

ほんだクリニック
TEL: 045-920-0750
譽田 明弘
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春が訪れ、スポーツが楽しい季節になってきました。楽しいスポーツも、ケガをしたら大変。準備運動などの予防が第一ですが、運悪くケガをしてしまったら、どうすれば良いでしょうか。ケガを悪化させないためには、現場での適切な応急処置と、速やかに専門医に受診させることが大切です。私自身、中学時代にサッカーの大会で膝の内側を蹴られ、靱帯損傷と膝関節内血腫で、6週間ギプス固定をうけるようなケガをしたことがありますが、この頃は自分自身も、親も、先生も無知で、行った処置は大間違いでした。まず、前半のケガであったのに、監督はストップをかけず、選手がやるというのに任せて後半フル出場させたこと。私は帰宅後、翌日の試合にも出たい一心で、早く治れと念じながら熱い風呂の中で患部を懸命にもんだこと。この頃痛い所があったら熱い風呂に入ってもむのが最善と信じていました。結果、腫れはひどくなり、関節内出血が増え、翌日の試合には出られず、病院へ。大きな注射器で50ccの血液を抜かれ、ギプスを巻かれました。あの頃もっと応急処置の知識があったら、あんなバカなことはしなかったのに、と今思います。
みなさんは中学時代の私のようなまず誤った処置をせず、まずケガをしたらRICE処置を行いましょう。すなわちRest(患部を安静に保ち、)Icing(氷、水などで患部を充分に冷やす。20〜30分行う)Compression(患部を包帯、テープなどで圧迫する。氷嚢を弾性包帯で巻くのが理想的)Elevation(患部はなるべく心臓より高く挙げる。)の4つの処置です。まず現場でこれだけ行ったら病院へ。外傷は受傷当日診察するのがベストです。骨折の可能性は高くても低くても、X線検査をするまでは完全に否定はできませんので、必ず検査を受けて下さい。また、出血があれば、ガーゼ(なければタオルなどの布)で傷口を押さえ、続けて5粉以上圧迫して下さい。よく、傷より心臓に近いところを縛って止血、などと本に書いていますが、実用的ではなく、出血部位そのものを圧迫した方が良いと思います。ケガに気をつけて、ぜひスポーツを楽しんで下さい。
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